古くなったザイル・ロープの活用方法

最近はめっきりご無沙汰していますが、登山やケイビングが趣味だったので使わなくなったザイル(登山ロープ)がたくさんあります。このザイル、使い古したり、使用頻度があまり高くなくても経年劣化で使えなくなり、廃棄ザイルとなります。今回はこの廃棄ザイルを活用したくてQooroが試したリメイク、アップサイクルの方法を紹介します。

1.犬のリード

廃棄ザイルとはいえ強度はまだまだ残っているので、大型犬の引っ張りにも耐えられるリードが作れます。使う金具や接続方法が十分な強度があるかに注意してください。

接続部は縫ったり紐を巻き付けて固定しています。糸はレザークラフトで使うような丈夫なものが良いです。

ハンドフリーでも使えるように長さは1.5~2mと長めにしています。持ち手部分はストッパー付きのスリップリードのような構造なので、輪の大きさが変わります。犬の首に掛けるとダブルリードに、ヒトがたすき掛けにするとハンドフリーで使用できます。

2.ストラップ

スマホやカメラをぶら下げられるように、ハンドストラップ、ショルダーストラップに仕立ててみました。リードも同様ですが、接続部の紐の色を工夫するとおしゃれになります。

3.ロープバスケット、マット

ロープをぐるぐる巻きながら固定をしていき、バスケットの形に仕立て上げます。底面だけで終わればラグやマットになります。

今回は友人への贈り物としてベビーバスケット、クーファンを作りました。サイズは市販のものを参考にし、長さ約67~70cm、幅約40cm、高さ約25cmに仕上げました。
ロープの固定の仕方はいろいろありますが、こちらはかぎ編みの囲い編みで繋げていったものです。根気が入りますが、かぎ編みの基本手法、鎖編みや細編みで完成させることができます。

他には、厚みがあまりないロープであればミシンのジグザグ縫いで繋げたり、裂き布などで巻きつけながら編んでいく方法もあります。

廃棄ザイルで作ったクーファン
材料・道具

今回使用したものです。ザイル(ロープ)以外は百均で揃います。

・ザイル φ10㎜ → 50~70m
・コットンヤーン 極太 1玉40g → 9玉弱
・本革 レザータグ用
・かぎ針、ハンドクランプ、定規

製作過程はこちらの写真をご参考に。

Tips

円の場合はいきなりスタートして大丈夫ですが、楕円形(長円形)の場合は直線部分の長さの分だけ鎖編みをしてスタートします。形が崩れないようにきつめに編みます。また、側面は角度が一定になるように注意します。

4.その他

廃棄ザイルは上記以外にもこんなものにも活用できるようです。

  • 洗濯紐 …シンプルにロープとして使う方法ですね。太すぎる用であれば中の芯を取ると良いようです。
  • コースター …芯を抜き取って、平らにつぶして布のように使うみたいです。
  • ロープトイ …ボール状になるモンキーフィストノットで結ぶと犬のおもちゃにぴったりです。
  • 椅子のシート …椅子の土台にネット状に編込むようです。

強度のある紐として、他にもたくさん活用方法がありそうですね!いろいろ試してみたくなります。
※ 参考:https://www.theclimbingguy.com/what-to-do-with-old-climbing-rope/

SDGsが叫ばれる昨今、リサイクルやアップサイクル気になりますよね!
いろんな紐やロープで同じように作れると思うので、捨てずに活用するためのアイデアの一助になれば幸いです^ ^

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