以前の記事で丸いチャウぽんぽんの製作過程を紹介しましたが、このページでは全身を形作った応用編チャウぽんぽんの製作過程を紹介します。
まるいチャウぽんぽんは長直径約4cm(出来上がり約5~7㎝)のポンポンメーカーを使って作っていますが、全身を表現するときは長直径約7.5㎝(出来上がり約8~10㎝)のポンポンメーカーを使っています。
チャウぽんぽん 立ち姿バージョン1
全身を表現したチャウぽんぽんの第1号です。
巻き終わってぽんぽんにして、トリミング前の状態がこちら。手描きの巻き図イメージ図も一緒に載せてます。
この時点で、「あ、模様失敗したな…」と気づきました。前足あたりに来て欲しい模様がお尻回りによってしまって、修正不可能です。でも毛糸がもったいないのでこのまま完成まで突き進みます。
ちなみに模様の歪みは多少であれば毛糸をの位置を調整できるのでなんとかなります。
完成品はこちら。尻尾は毛糸を束ねてフェルティングニードルで軽く差し固めています。
模様は失敗しましたが、フォルムはなかなか気に入った仕上がりになりました。
チャウぽんぽん 立ち姿バージョン2
全身を表現したチャウぽんぽんの第2号です。1号が赤茶すぎてうちの子「なつ」の色味と違うので、より近い色味で、且つ失敗した模様を直すために作りました。茶色はセリアの段染めウール「ぼく、ひつじくん」カラー4を使用したのでまだらです。
完成品はこちら。尻尾は小さなぽんぽんで作っています。1作目に比べて模様も修正されて納得のいく仕上がりになりました。
1作目と2作目の巻き図の違いはこんな感じです。
うちの子なつの実物とぽんぽんを並べてみました。
チャウチャウは個体によって色味も模様も違うのですが、前足の後ろ側に飾り毛があり、お腹顔の下から顎にかけて、お腹、飾り毛、前足の付け根からまっすぐ上、背中にかけてのライン、尻尾が他の部位より薄い色になっています。ぽんぽんを作るときはそんな色味の違いを表現しています。
チャウぽんぽん 座り姿バージョン1
全身を表現したチャウぽんぽんの第3号です。形を変えてお座りポーズに舌出しバージョンにしました。
こちらもモデルはうちの子「なつ」。なつは左右対称にバランスよく座れない子だったので右後ろ脚はお腹の下に回したよれっとした座り姿を再現しています。
今回は色味重視でアクリル毛糸の黄土色を使用しています。
完成品はこちら。
よれっとした座り姿になるよう左右非対称にカット、刺し固めています。
尻尾は2作目と同じぽんぽんですが、カールするようにぽんぽん化するときに三か所結んで長細くしています。
舌は紫色の毛糸をフェルト化してつくっています。
ここで自分の中の第一期チャウぽんぽん作りは終了しました。
うちの子とチャウぽんぽん ギャラリー
第一期、全身チャウぽんぽん達のギャラリーです。
座り姿バージョンのチャウぽんぽん「ちびなつ」は、空に旅立ったうちの子・1代目チャウの「なつ」の代わりに地上のいろんな所を旅しました。
おまけ ~ぽんぽんの重量、使った毛糸量について~
ぽんぽんの重量について。毛糸の巻き数にも寄りますが、長直径約7.5㎝(出来上がり約8~10㎝)のポンポンメーカーでぎちぎちに巻いて作ったぽんぽんは大体重さが30g弱、チャウぽんぽんとして完成させた後は第一期のモデルで約22g、第二期(別ページで紹介予定)のモデルで約15gとなります。
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