プラバンのモザイクアート・作り方

こちらのページではプラバンを使用したアイディアの1つ、モザイクアート型の作品について紹介します。
今回プラバンの基本的な製作方法は省略しています。通常のプラバン製作はできる前提で、小さなプラバン片をモザイクのように集めて固めた作品の作り方紹介となります。

作り方は単純で、小さく切ったプラバンに色を付けて焼いて、モザイクアートのように枠にはめて組わせていくだけです。具体的にはこんな感じです。

製作フロー
  • プラバン製作
    モザイクの材料となるプラバン片を作る

  • モザイク化
    枠の中に組み合わせる
  • 完成
    レジン等で固めて完成

プラバン製作

プラバン片は小さく切ったプラスチック版に色を付けて焼いてつくります。細長くカットしたプラスチック版にグラデーションのように色を塗った後に小片に切り分けていくのもお勧めです。

色鉛筆でも彩色できる半透明プラバンの方が色の表現範囲が広いので使いやすいイメージです。普通の透明プラバンにはコピック窓の油性マーカーで彩色しています。

こちら、今回の製作用に焼縮めた後のものです。
ちょっと分かりにくいですが、透明感のあるものはコピック塗り、透明感のないものはパステルで彩色しています。

パステル彩色のカケラの焼縮め前後のサイズ感や色味の違いはこんな感じになります。(背景が違って分かりにくいですね…(^^;))

モザイクに使うピースのサイズはだいたい5㎜角くらいで、焼いて縮めると縦横それぞれ40%くらいのサイズになるので2㎜各程度です。これを枠に収まるように、好みの色に配置していきます。

モザイク化

今回はセリアで購入した缶バッチ制作キットの土台を枠として使いました。
中心となるモチーフのカモシカさんと岩はそれぞれ一つのピースです。モチーフの周りを夕暮れのイメージで小さなマルを太陽に見立てて配置しています。

こちらは配置し終えたものです。小さくて扱いづらいのでピンセットを使って配置しました。

金色の点は星のイメージで、米粒サイズのプラスチック版に金色のペイントマーカーで彩色しています。焼縮めたものが本当に小さく扱いづらいので、2つ上の写真のようにマスキングテープに貼って保管しています。

カモシカさんはパステルで彩色しています。

パステルや色鉛筆で彩色したものは、焼縮めた後、彩色した面と逆面で表情が変わります。マットな色合いが好きなので今回は彩色した面を表にしています。

完成

配置した後は固める作業となります。今回はUVレジンを流して固めました。マットな質感を残したいカモシカさんと太陽以外のところ(黄色の斜線部分)にレジンを流していきます。

作品の特性上スキマがたくさんあるので、レジンを流した際に空気溜りがたくさんできてしまいます。爪楊枝のような細いものでその空気穴をつぶして、なるべく均一にしてから、UVで固めていきます。
レジンも種類がいろいろあり、それぞれで特性が違うので、気に入った作品に使う前に、いろいろ試してみることをお勧めします。

こちらが完成品です。レジンでぷっくり艶っとした感じが分かるでしょうか。

缶バッチの土台を使用しているのでこのままブローチとしてつかえます。

番外編

同じモザイク式で作った別の作品です。

モチーフはうちの父と先代わんこ(チベタンテリア)で、枠は粘土で作ったものにニス塗り、土台はプラバン用のプラスチック板を正方形にカットしたものを使用しています。実際のサイズは4cm角程度です。
土台がプラスチック板で透明なので、こちらの作品は光の透け感も楽しめます。

こんな感じで写真をもとにパステルでお絵かき。

それから輪郭に沿ってカットして焼き縮めました。

出来上がり。

こちらのプラバン小片は全てパステルで彩色したものを使用しました。

(作品関係ないけど、写真は20年以上前ですかね…年季を感じる…)

こちらは父の誕生日にプレゼントしました。老眼が進んだ父には少し見えづらいようでしたが喜んでもらえました(*^_^*)

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