うちの子用に製作した犬ハーネスに付けるもこもこネームタグ・ワッペンがいい感じに仕上がったのでその製作過程を紹介します。
うちの子のハーネスはユリウスK9のもので、ロゴが掛かれている部分がマジックテープで取り外し可能になっています。
もこもこは毛糸を刺して刺繍するパンチニードルという製法で作っており、絨毯のような風合いです。
もこもこなので冬にはもちろんピッタリですが、毛糸の色を変えればどの季節でもいけそうだなと思いました。
パンチニードルはニードル(針)に毛糸を通して生地に差し込んでループを作っていくことで模様を作る手芸の手法です。刺繍糸を使ったフリーステッチングニードルと仕組みは同じです。
基本の作り方はパンチニードルの手芸メーカー・クローバーさんのこちらページに載っている動画が参考になるかと思います。
材料・道具
パンチニードルの道具はニードル、刺繍枠、生地、毛糸です。ニードル以外は百均でも揃います。
私は下記写真の一式をアマゾンで購入しました。
今回毛糸はセリアで購入したNEWケーク 6を使用しました。
生地は上の写真に載っているパンチニードル専用のモノが扱いやすくオススメですが、今回は練習の意味もあったので百均のキャンバス生地風のランチョンマットを使用しました。
パンチニードルでもこもこを仕上げた後、裏面処理に木工ボンド、ワッペンにするために下記の材料を使用しています。
・黒色フェルト
・マジックテープ
・糸
作り方
詳細な作り方はクローバーさんのサイトを見て頂いた方が分かりやすいので、こちらではさらっとした作り方と製作過程の記録を紹介します。
1.下書き
ネームタグの外枠と記載する名前を下書きします。
うちの子のハーネスはサイズ1なのでネームタグサイズは5x16cmとなります。サイズ1より小さいサイズはネームタグも小さくなり、3x11cmとなります。
紙の下絵を写す場合は上に布を貼って窓に貼り付けるなどで映しとります。
私はタブレットで下書きをし、輝度を最高まで上げて布をタブレットの上に置いて、タブレットの光を頼りにマジックペンでなぞっています。
2.名前部分の作製
下書きした後、まず名前部分を完成させます。
名前部分はパンチニードルの手法でも刺繍してもOKです。
名前をパンチニードルで表現する場合、文字部分はステッチ面、それ以外をループ面とするため、周りを刺す際に生地を180度ひっくり返しています。
文字を刺繍する場合はハッキリと仕上がるサテンステッチが良いと思います。
今回は2枚あるネームタグの片側を名前もパンチニードル、もう片方を刺繍にしました。
3.トリミング
パンチニードルを刺し終わった後は表面を完成させるためにトリミング、切り揃えます。
切れ味の良いハサミでひたすらカットします。
文字部分がはっきりと見えるように文字に近い場所はかなり短めにカットします。短くすると毛糸が抜けやすくなるので、うっかり指で押し出してしまわないように気をつけます。
4.裏処理
ループが抜けてしまわないように裏処理します。
裏処理の仕方はいくつかあるようですが、私は簡単に木工ボンドを薄く広げて塗り固めています。
余白部分の生地は端がほつれないように数センチ分残してカットし、内側に折りたたむようにして表から見て見えないように処理します。
3と前後しても大丈夫ですが、切りそろえている間に隙間が空きすぎている場合は刺し足すため、私はトリミング完了後に裏処理するようにしています。
5.裏地を作成、完成
裏地の貼り付けとマジックテープを縫い付けて完成です。
以降は記録写真とその説明です。
こんな感じで完成しました。パンチニードル刺し終わり後、ループのままの風合いも好きですが、今回は文字が見えないと意味がないのでベルベット調に切り揃えています。文字に近い部分は隠れてしまわないようにかなり短く切っています。
この切り揃える作業、ただただ切るだけに5時間以上かかっています。パンチニードルを刺し終わったら9割がた完成と思い込んでいたので、なかなかの重労働でした💦
思いのほか大変でしたが、落ち着いた色の毛糸でかわいいけど可愛すぎない、好みの仕上がりに完成したので大満足です。毎日このネームワッペンを付けてお散歩に行ってます♪
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